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資料

お知らせ

名古屋社労士事務所ニュース vol.566

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人事労務ニュース[社会]
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■ 個人情報漏洩 企業に報告義務 政府が法改正へ
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 政府は個人情報を漏洩した企業に報告を義務付ける方針だ。商品開発やサー
ビス向上のため個人情報を収集する企業が増え、漏洩が重大な事故を引き起
こすリスクが高まっているのに対応する。企業の漏洩防止への意識を高める
とともに、起きた場合には素早い措置を取るよう促す。政府の個人情報保護
委員会が近く個人情報保護法を改正する検討を始める。2019年に結論を出し、
20年の国会への法案提出をめざす。違反企業には勧告や命令などで是正を求
める。命令にも違反した場合、30万円以下の罰金が適用されるが、低すぎて
実効性に乏しいとの声があり、罰金上限を引き上げる方針だ。課徴金の導入
なども検討課題になる。


■ 労組組織率17% 過去最低を更新 厚労省
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 雇用者に占める労働組合員の割合(組織率)は、今年6月末時点で17.0%だ
った。前年を0.1ポイント下回り、7年連続で過去最低を更新した。厚生労働
省が19日、発表した。雇用情勢の改善が続く中で組合員数は約8万8千人増え
て約1007万人になったが、これを上回って雇用者数が伸びたため組織率は下
がった。

■ パート労組加入 最高の129万人 厚労省
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2018年6月末時点で労働組合に加入しているパート従業員が129万6千人だっ
たことが19日、厚生労働省の労働組合基礎調査で分かった。前年から8万9千
人増え、過去最高を更新した。パート従業員が全体の労働組合員数に占める
割合も前年比0.8ポイント増の13.0%と過去最高となった。同省の担当者は
「パート従業員を加入対象にする組合が広がった結果」と分析している。


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人事労務ニュース[個別]
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■ 二審も手当格差「一部違法」 日本郵便の非正規訴訟 東京高裁
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 正社員と同じ仕事内容なのに手当などに格差があるのは労働契約法に違反
するとして、日本郵便の契約社員3人が同社に計約1300万円の損害賠償を求め
た訴訟の控訴審判決が13日、東京高裁であった。白石史子裁判長は年末年始
勤務手当など一部の格差を不合理と認め、同社に計約92万円の賠償を命じた
一審東京地裁判決を変更、計約167万円を支払うよう命じた。夏季・年末の賞
与格差については「職務内容に相違がある」として不合理と判断しなかった。
原告側は上告する方針。
 白石裁判長は判決で、年末年始手当が「最繁忙時期の労働への対価で、契
約社員に支払われないのは不合理」と指摘。一審は同手当の8割を、転居を伴
う異動のない正社員への住宅手当の6割を認めたが、二審はいずれも全額の賠
償を命じた。正社員は有給、契約社員は無給とされている病気休暇も不当と
判断し、有給休暇を取得して受診した原告の損害を認定。正社員だけの夏季
・冬季休暇も不合理としたが、損害は認めなかった。原告側は正社員と同じ
労働条件が適用される地位確認も求めたが、退けられた。


■ 皆勤手当分の支払い命令 格差訴訟差し戻し控訴審
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 物流会社「ハマキョウレックス」(浜松市)の有期パート社員だった運転
手が、正社員に支給される手当相当額の支払いを同社に求めた訴訟の差し戻
し控訴審判決が21日、大阪高裁であった。田中俊次裁判長は請求通り、皆勤
手当相当額32万円(32カ月分)の支払いを命じた。今年6月の最高裁判決は、
皆勤手当について請求を退けた二審大阪高裁判決の一部を破棄し、審理を差
し戻していた。田中裁判長は最高裁判決に沿い、皆勤手当を支給しない労働
条件の相違は、労働契約法上の不合理な格差に当たると判断した。


■ 中皮腫で死亡の劇団員 石綿労災認定 舞台設営中に吸引
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 劇団員の男性(当時70)が中皮腫で死亡したのは、公演会場での機材の設
営中にアスベスト(石綿)を吸ったのが原因だったとして、池袋労働基準監
督署が労災認定した。遺族が19日に記者会見して明らかにした。認定は7月
10日付。遺族らによると、亡くなった加藤大善さんは「劇団東京芸術座」に
所属し、1974〜80年に全国各地を巡業。俳優として舞台に立つ一方、公演会
場となる高校の体育館や市民会館で、石綿が吹き付けられた天井に照明機材
などを取り付ける作業も担当した。池袋労基署は、加藤さんが74〜78年に舞
台の設営作業中に石綿を吸ったことが中皮腫の原因だったと認定した。
 劇団と雇用契約を結ばない俳優は、労働者と見なされず労災認定されない
ことが多い。加藤さんも雇用契約は結んでいなかったが、労基署は加藤さん
が劇団の指示に従って働いていたとして労働者性を認めた。

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