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名古屋社労士事務所ニュース vol.772

■ 「年収の壁」解消に向け 企業へ助成金案 負担を一部軽減 政府検討
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 パートの主婦らが社会保険料の負担がないように時間を抑えて働く「年収
の壁」の解消に向け、政府は、壁を越えて長く働くことで生じる従業員の保
険料負担を肩代わりする企業に助成金を出す検討に入った。負担の一部を軽
減することで、壁を意識せずに働ける環境を整備する。

 年収の壁は、配偶者に扶養された人の年収が106万円(従業員が100人以下
の企業などでは130万円)を超えると、扶養から外れて社会保険料などを負担
することになり、手取りが減る仕組み。これを避けるため、壁の手前で就業
を調整する人が少なくなく、岸田首相も「女性の就労の壁となっている」と
問題視していた。

■ 「産後パパ育休」の給付金 手取り実質100%へ 男性の取得増促す
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 政府は、男性の育児休業取得を促すため、育休中に支払われる給付金の水
準を現在の休業前賃金の67%から80%台に引き上げ、実質的に手取り額を維
持する方針を固めた。計4週間分を対象とすることで調整している。水準引き
上げは男女ともに対象となる。男性の場合は「産後パパ育休」として、子ど
もが生まれて8週以内に計4週分の休みを分割して取れる制度が昨年10月に始
まっており、この期間を対象とする。女性についても、同様の対応を取る方
針だ。

■ 平均賃金31万円超え 昨年1.4%増 最高に 男女格差が過去最少
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 厚生労働省は17日、2022年の賃金構造基本統計調査を公表した。一般労働
者の平均賃金は前年比1.4%増の月31万1800円で、過去最高だった。男女別で
は男性が34万2000円、女性が25万8900円で、男女間の賃金格差は2年連続で最
少を更新した。
 一般労働者の平均賃金は統計を取り始めた1976年以降で最も高くなった。
新型コロナウイルス禍で長く打撃を受けた社会経済活動が回復し、22年に賃
上げの動きがみられた。男性賃金を100として女性の賃金を数値化した「男女
間賃金格差」は75.7で、前年から0.5ポイント分差が縮まった。前年比は男性
が1.4%増、女性が2.1%増で、女性の伸びが上回った。女性管理職の増加が賃
金の上昇率を押し上げた。

【名古屋社会保険労務士事務所】

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