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名古屋社労士事務所ニュース vol.844

■ 「働き方改革」後も医師の残業上限超え2割
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 勤務医の残業時間を規制する「医師の働き方改革」が始まったが、残業の
上限を超えて働く医師が2割に上るとの調査結果を全国医学部長病院長会議が
11日発表した。2022年夏時点の前回調査と比べ約7ポイント低下したものの、
同会議は、勤務環境のさらなる改善が必要だとしている。調査は今年5月、会
員の全82大学に所属する医師2870人を対象に実施し、1627人から回答を得た。
 勤務医の残業時間は、改正労働基準法が4月から適用され、上限は原則年
960時間となった。調査結果によると、4月時点の労働時間が週平均60時間以
上だった医師は、全体の22%に上った。これは年間に換算すると、960時間の
残業上限を超える水準だ。年代別では30代が27%、20代が24%と多く、診療
科別では、外科が29%で割合が高かった。

■ 年金額試算の厚労省サイト iDeCoも追加
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 厚生労働省は2026年度にも、将来もらえる年金額をインターネット上で試
算するシステムの対象に個人型確定拠出年金(iDeCo)を加える。受け取る金
額を把握しやすくすることで資産形成手段であるイデコの活用を促す。
 機能を拡充するのは厚労省が2022年4月から運用を始めた公的年金シミュレ
ーター。これまでは基礎年金(国民年金)や厚生年金だけが対象だった。イデ
コの拠出額や想定利回りを入力すると将来の資産額を把握できる仕組みを想
定する。障害年金を試算する機能を加える案もある。20日に開く社会保障審
議会(厚労相の諮問機関)年金部会で議論する。

■ 働く高齢者 最多の914万人 昨年4人に1人が就業
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 総務省は16日の「敬老の日」にあわせ、65歳以上の高齢者に関する統計を
公表した。2023年の65歳以上の就業者数は22年に比べて2万人増の914万人だ
った。20年連続で増加し、過去最多を更新した。高齢者の就業率は25.2%で、
65~69歳に限れば52%と2人に1人が働いている。
 定年を延長する企業が増加し高齢者が働く環境が整ってきた。高齢者の働
き手が人手不足を補う。年齢別の就業率は60~64歳は74%、70~74歳は34%、
後期高齢者の75歳以上は11.4%といずれも上昇し、過去最高となった。23年の
就業者数のなかの働く高齢者の割合は13.5%だった。就業者の7人に1人を高齢
者が占める。65歳以上の就業者のうち、役員を除く雇用者を雇用形態別にみ
ると、非正規の職員・従業員が76.8%を占めた。

【名古屋社会保険労務士事務所】

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